極超音速ミサイルの試射を成功させたロシア、アメリカを威嚇
Russia Warns Pentagon That Hypersonic Missiles in Europe Could Lead to Conflict
「それ(アメリカのミサイル)は飛行時間が短いため、(ロシア国旗の絵文字)には判断する時間がほとんど、あるいはまったく与えられない。そのため、想定外の紛争が起きる可能性が高まる」とツイートは続けた。
ロシア連邦院(上院)のアレクセイ・プシュコフ議員も、カービーの発言を批判した。
プシュコフは、暗号メッセージアプリのテレグラムへの投稿で、ロシアが起こした行動の背景にある要素として、「ロシア国境へのNATOの接近」や、アメリカの中距離核戦力(INF)全廃条約破棄を挙げ、さらに「75種類もの制裁の導入」も紛争の背景に含まれるとの見方を示した。
西側専門家は、ロシアによる新世代の極超音速兵器の能力を検証している段階だが、その速度と操縦性により、追尾や迎撃が困難なことは確認されている。
プーチンは2018年、ロシアが新たな極超音速兵器群を開発していることを明かしたのち、アメリカがヨーロッパに中距離核兵器を配備した場合、アメリカの領海近くを航行する戦艦や潜水艦にこれらの兵器を搭載すると脅していた。
(翻訳:ガリレオ)