最新記事

ソーシャルメディア

インフルエンサーってどのくらい稼いでいるの? ズバリ答えます

Influencer Reveals Exactly How Much She Earns

2021年7月8日(木)17時30分
ケイト・ファウラー

「私の稼ぎの大半はズバリこれ」と、ホーロイドが言うのは広告とスポンサー契約だ。個々の企業からいくらもらったかは、契約で言えないが、月々の合計額は明かせるという。

4月は、税込み、マネージャーのコミッション込みで、5000ポンド(6500ドル超)。ただし5月は1700ポンド(2300ドル前後)で、ソーシャルメディアで発信を始める以前のフルタイムの仕事の月給より少なかった。6月は挽回して7800ポンド(1万1000ドル弱)だ。4月から6月までの3カ月間では、広告とスポンサー契約で、税込み、マネージャー手数料込みで、1万4500ポンド(2万ドル弱)稼いだことになる。

「見てのとおり、その月々でめまぐるしく変わる。しかも、雇用保障なんて一切なし」と、彼女は綱渡りの生業であることを強調した。

市場規模は138億ドル

インフルエンサー活動での収入を明かしたこの動画は、ネットユーザーに好意的に受け止められた。ソーシャルメディアで影響力を獲得するには、不特定多数の人たちに、かなり突っ込んだ所まで自分の私生活を明かす覚悟が必要だが、その割に多くのインフルエンサーは懐事情には触れたがらない。

求職者向けの口コミ情報サイトなどから、さまざまな業界の給与水準はある程度見当がつくが、インフルエンサーの所得水準についてはそうは行かない。

近年では企業は、消費者の心をつかむ有力な手段としてインフルエンサーの活用を重視。結果的に、インフルエンサーも職業選択の1つとなっている。ドイツの調査会社スタティスタによれば、2021年に世界のインフルエンサー・マーケティングの市場規模は138億ドルに上ると予想されている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米中が24日会合、貿易摩擦緩和目指し=トランプ氏

ビジネス

米3月耐久財受注9.2%増、予想上回る 民間航空機

ワールド

トランプ氏、ロのキーウ攻撃を非難 「ウラジミール、

ビジネス

米関税措置、独経済にも重大リスク=独連銀総裁
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは?【最新研究】
  • 2
    日本の10代女子の多くが「子どもは欲しくない」と考えるのはなぜか
  • 3
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 4
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 5
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    「地球外生命体の最強証拠」? 惑星K2-18bで発見「生…
  • 8
    謎に包まれた7世紀の古戦場...正確な場所を突き止め…
  • 9
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 10
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 9
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中