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中東イスラム教徒の大巡礼「ハッジ」、今年も国内在住者に限定 サウジ当局、コロナ情勢で
サウジアラビアは、イスラム教徒の同国聖地への大巡礼(ハッジ)について、昨年に続き今年も海外からの受け入れを行わず、参加を市民と居住者に限定すると発表した。写真は昨年の大巡礼、2020年7月撮影、Saudi Press Agency提供(2021年 ロイター)
サウジアラビアは、イスラム教徒の同国聖地への大巡礼(ハッジ)について、昨年に続き今年も海外からの受け入れを行わず、参加を市民と居住者に限定すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大を受けたもので、国営サウジ通信(SPA)が12日に伝えた。
報道によると、メッカ巡礼運営当局は声明で、18─65歳で、ワクチン接種完了者または抗体保有者で基礎疾患がない人に限り参加が可能とし、参加可能人数を6万人までとした。
ラビア保健相はテレビ中継された会見で、「新型コロナを巡る不透明な状況を受け、巡礼の安全を保証するためこの決定を下した。ワクチンは入手可能だが、ウイルスについては不透明な要因があり、一部諸国では依然感染が多く見られる。さまざまな変異株も今回の決定の理由となった」と述べた。
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