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中国、日本の台湾ワクチン支援構想に不快感「政治の道具にすべきでない」

2021年6月1日(火)08時35分

中国は、台湾の新型コロナウイルスワクチン調達を巡り、ワクチンを政治の道具にすべきでないと批判した。写真は27日、新北市で消毒作業を行う兵士(2021年 ロイター/Ann Wang)

中国は31日、台湾の新型コロナウイルスワクチン調達を巡り、ワクチンを政治の道具にすべきでないと批判した。

日本の自民党は28日、外交部会で台湾情勢などを議論し、英アストラゼネカ製など日本が確保した新型コロナワクチンの一部を台湾に提供する案を了承。党内の手続きを経て政府に提言する予定だ。

中国外務省の汪文斌報道官は会見で、日本が現在、自国民にすら十分なワクチン接種を保証できていないことに「留意している」とし、台湾でも日本の支援構想に疑問を持っている人が多いと指摘した。

「ワクチン支援は、命を守るという本源的目的に立ち戻るべきで、政治的自己利益の手段におとしめるべきでないと強調したい」と述べた。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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