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ワクチン外交

政府、台湾にコロナワクチン124万回分無償供与 4日午後に輸送

2021年6月4日(金)12時26分
茂木敏充外相

日本政府は4日、日本が調達した新型コロナウイルスワクチンのうち、英アストラゼネカ製124万回分を台湾に無償供与することを決定した。同日午後に台湾へ輸送する。茂木敏充外相が明らかにした。写真は、ロンドンで開催された日米韓外相会談を前にした茂木氏。2021年5月5日にロンドンで撮影。(2021年 ロイター/ Ben Stansall/Pool via REUTERS)

日本政府は4日、調達した新型コロナウイルスワクチンのうち、英アストラゼネカ製124万回分を台湾に無償供与することを決定した。同日午後に台湾へ輸送する。茂木敏充外相が明らかにした。

台湾外交部は謝意を表明。日台は「災害や事故が起きたときは必ず手を差し伸べ合い、必要なときは支援し合っている」とした。

コロナの抑え込みに成功していた台湾は、5月上旬ごろから感染が拡大。ワクチンの確保も遅れ、接種率は人口2400万人の3%以下にとどまる。

日本は5月21日にアストラゼネカ製ワクチンを承認した。1億2000万回分を調達しているが、血栓症がごくまれに起きるとの報告が海外であるため、使用を見合わせている。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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