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中東イスラエルとハマスが停戦 エジプトが仲介、停戦監視に代表団を派遣へ
イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの停戦が21日、仲介国エジプトが設定した時刻に発効した。ガザで撮影(2021年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)
イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの停戦が21日、仲介国エジプトが設定した時刻に発効した。バイデン米大統領は、ガザ地区のパレスチナ人への人道支援を行い、ここ数年で最悪となった戦闘の被害からの復旧支援を急ぐ考えを示した。
停戦発効時刻の午前2時(20日2300GMT、日本時間21日午前8時)直前にもパレスチナによるロケット弾の発射は続き、イスラエルは少なくとも1回の空爆を行った。
双方とも停戦合意が守られなければ報復する用意があると表明している。エジプト政府は停戦監視に向け、代表団の派遣を発表した。
戦闘が続く中、バイデン氏はイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、緊張緩和を促していた。また、エジプトやカタール、国連は停戦に向けた仲介を模索、国際社会の働き掛けが強まっていた。
バイデン氏は20日のテレビ演説で、イスラエル人とパレスチナ人の遺族に哀悼の意を示すと共に、国連や国際社会と協力して迅速な人道支援を行うと表明した。
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