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米ロ対立ロシア、米・チェコを「非友好国」指定 公館の職員雇用を禁止や制限
ロシア政府は米国とチェコを「非友好国」に指定した。写真はロシアと米国の国旗。ロシア・フセボロシュスクの工場で2019年3月撮影(2021年 ロイター/Anton Vaganov)
ロシア政府は14日、米国とチェコを「非友好国」に指定した。ロシア国内の米公館は現地職員の雇用が禁止され、チェコ公館は最大19人までに制限された。
ロシアのプーチン大統領は4月、外国の公館やその他機関で働く地元職員の数を制限する法律に署名し、この制限の対象となる「非友好的」な国のリスト作成を政府に指示していた。
チェコ政府は先月、2014年に起きた弾薬庫爆発事件にロシア情報機関が関与したとして、ロシアの外交官に国外退去を命じた。ロシアは関与を否定し、チェコの外交官を国外追放とするなど対抗措置を講じた。これをきっかけに両国の関係は冷え込んでいる。
チェコ外務省は14日の声明で、ロシアの決定は在外公館の秩序ある運営を可能にすることを約束した国際合意に反すると批判。ロシアの行為は両国の関係を一段と悪化させるとの認識を示した。
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