東京都7日のコロナ感染907人、重症者69人 緊急事態宣言延長、百貨店などの休業要請を継続
東京都の小池知事は緊急事態宣言の延長に際して、大規模商業施設への休業要請を継続することを発表した。(2021年 ロイター/Issei Kato)
東京都は5月7日、都内で新たに907人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。900人を超えるのは今月1日以来。
昨日の591人から316人の増加。また先週金曜4月30日の698人から209人の増加となっている。
7日間移動平均の新規陽性者数では766.4人で前週比99.1%に低下した。
この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:36人(約4%)
10代:54人(約6%)
20代:227人(約25%)
30代:189人(約21%)
40代:161人(約18%)
50代:129人(約14%)
60代:48人(約5%)
70代:31人(約3%)
80代:26人(約3%)
90代:6人(約1%)
となっている。また65歳以上の高齢者は89人となっており、全体の10%を占めている。
一方、重症者は前日の72人に対して69人で3人減少している。
これで東京都内で確認された陽性者の累計は144,441人となった。
緊急事態宣言の延長 東京は百貨店などの休業要請継続、イベントは再開へ
こうしたなか、東京都と大阪府、兵庫県、京都府を対象とした昨年来3度目となる緊急事態宣言について、政府は5月末まで延長することを決定した。
4月25日から始まった3度目の緊急事態宣言については、政府は2週間強の短期集中で効果を期待していた。しかし4都府県の新規感染者数は、感染が最も深刻なステージ4の段階が続いている。
東京都は7日夜、政府の緊急事態宣言の延長決定を受けて新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催。緊急事態宣言の延長に関して、1000平米以上の百貨店などの大型商業施設については休業要請を継続すること、イベントについては観客5000人以下かつ収容率50%以下として夜21時までの営業として再開することなどを決定した。
小池知事は「変異ウイルスの感染力が強いだけに、今は抑え込む必要がある。とにかく今は、緩めるのではなく、引き続きコロナ対策をしっかりとっていく」と語り、都民・事業者への協力を呼びかけた。