最新記事

航空機

【動画】旅客機の空中「チキンレース」

Stunning Video of Commercial Jetliners 'Racing' in Midair Viewed Over 15 Million Times

2021年4月20日(火)20時15分
ニコール・ファラート
アメリカン航空718便

「対戦相手」とされたアメリカン航空718便(昨年12月、ニューヨークのラガーディア空港で)Eduardo Munoz -REUTERS

<2機の旅客機が至近距離を飛ぶ光景を捉えた動画がTikTokで150万回再生>

飛行中の旅客機同士がチキンレース──そんな動画が150万回以上再生され、話題になっている。

TikTok(ティックトック)にこの動画を投稿したのはタホーマットと名乗る人物。ユナイテッド航空の便に搭乗中、窓際の席から撮影したらしい。

「ご搭乗の皆さま、こちら機長です。当機の右手をご覧下さい。(アメリカン航空)198便がレースを仕掛けてきております。シートベルト着用のサインが再び点灯しましたが、これはヤツが本気になりそうだからです」

このアナウンスはタホーマットによる後付けだが、右側の窓から見える光景は本物だ。アメリカン航空機が速度を競おうとするかのように、ユナイテッド機の横を飛んでいる。

動画にはこんなキャプションが付いている。「家路がチキンレースになった瞬間」

動画の舞台となったのはサンフランシスコ国際空港付近。空港に詳しい人のコメントによれば、平行に走る2本の滑走路にこの2機がほぼ同時に着陸する直前の映像らしい。滑走路同士は230メートルほどしか離れておらず、飛行機が並んで離着陸する光景は珍しくない。

この動画には9000以上のコメントと150万の「いいね」が付き、4万4000回以上シェアされた。コメントを見ると、面白がる人もいれば、怖いと感じた人もいたようだ。

ある人が「(自分が乗客だったら)心臓発作を起こしていたかも」とコメントしたかと思えば、「他の機の(競争する)動画も希望」という声も上がった。「着陸したら乗客はみんな拍手だ。『ワイルド・スピード』飛行機版で何とか命を落とさずに済んだという感じ」というコメントもあった。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ロシアがICBM発射、ウクライナ発表 初の実戦使用

ワールド

国際刑事裁判所、イスラエル首相らに逮捕状 戦争犯罪

ワールド

イスラエル軍、ガザ北部の民家空爆 犠牲者多数

ビジネス

米国は以前よりインフレに脆弱=リッチモンド連銀総裁
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 2
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 5
    「ワークライフバランス不要論」で炎上...若手起業家…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    習近平を側近がカメラから守った瞬間──英スターマー…
  • 8
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 9
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 10
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 4
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 7
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 8
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 9
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 10
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中