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感染症対策NY市、「ワクチンバス」で移動会場での接種開始 不法移民などの多い飲食店員など優先
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米ニューヨーク市で7日、新型コロナウイルスワクチン接種をバスによる移動会場で行なう取り組みが始まった。7日撮影(2021年 ロイター/Shannon Stapleton)
米ニューヨーク市で7日、新型コロナウイルスワクチン接種をバスによる移動会場で行なう取り組みが始まった。十分な医療を受けられないコミュニティーへの接種を円滑に進める狙い。
移動バスにはマスク姿の自由の女神が上腕を曲げている様子が描かれ、第一陣はブルックリンの中華街サンセットパークに設置された。住民らが接種予約などのため行列をつくった。
移動接種会場で提供されるのは、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチン1回分。1度に6人まで接種でき、1日に約200人の接種を目指すという。
多くが不法移民である飲食店従業員や飲食店配達員が最優先され、12カ国語で情報が提供されている。サンセットパークでの接種は9日までで、その後バスは別の場所に移動する。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は6日、今回の発表会見で「この取り組みはこれまで接種対象からこぼれていた多くの人々に直接ワクチンを届けることにつながる」と述べた。
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