最新記事

感染第4波

東京都28日のコロナ新規感染925人 小池知事「GWの過ごし方によっては悪夢のシナリオも」

2021年4月28日(水)21時15分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

東京都の小池知事は「ゴールデンウィークをどう過ごすかによっては悪夢のシナリオになっていく」と都民に感染対策を呼びかけた。(2021年 ロイター/Issei Kato)

東京都は28日、都内で新たに925人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

昨日の828人から97人の増加。また先週水曜21日の843人から82人の増加。1日に900人を超える新規陽性者が確認されるのは1月28日以来90日ぶり。
また、7日間移動平均の新規陽性者数では758.4人で前週比114%に増加。3度目の緊急事態宣言の効果が出る2週間先まで、感染拡大が続くとみられる。

この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:30人(約3%)
10代:64人(約7%)
20代:255人(約28%)
30代:176人(約19%)
40代:160人(約17%)
50代:113人(約12%)
60代:57人(約6%)
70代:41人(約4%)
80代:17人(約2%)
90代:11人(約1%)
100歳以上1人(約0.11%)
となっている。また65歳以上の高齢者は94人となっており、全体の10%を占めている。

一方、重症者は前日の55人に対して53人で2人減少している。

これで東京都内で確認された陽性者の累計は137,351人となった。

小池知事「ゴールデンウイークをどう過ごすかによって悪夢のシナリオも」

こうしたなか、東京都の小池知事は28日午後の定例会見で、緊急事態宣言による休業要請などについて都民、事業者の協力に感謝をしながら、「私自身が見ていても繁華街をはじめとする都内の人流が十分に抑えられているとは言えない。そして夜間の人口についても依然として高い水準で推移している。この状況がずっと続くとゴールデンウィーク期間を過ぎてもなお感染者数の増加が続き、感染爆発を迎えるかもしれない」と高い緊張感を示した。

そのうえで「そうならないためにこのゴールデンウィークを締めていかないといけない。今日また明日からのゴールデンウィークをどう過ごすかによっては悪夢のシナリオになっていく」と警戒を高めている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

スズキが新中計、31年3月期に営業利益8000億円

ワールド

トランプ氏、中国主席の訪米予想 時期は明示せず

ビジネス

経済金融動向について意見交換した=首相との会談で植

ワールド

効率化省「責任者はマスク氏」と米大統領、政府の公式
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「20歳若返る」日常の習慣
  • 4
    1月を最後に「戦場から消えた」北朝鮮兵たち...ロシ…
  • 5
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 6
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 7
    ロシアは既に窮地にある...西側がなぜか「見て見ぬふ…
  • 8
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 1
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 2
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 5
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 8
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 9
    週に75分の「早歩き」で寿命は2年延びる...スーパー…
  • 10
    イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レ…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 9
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中