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火星探査車「パーシビアランス」のパラシュートに隠されたメッセージ 世界中で解読に挑戦

2021年2月25日(木)17時30分
松岡由希子

ジェット推進研究所の主任技術者アダム・ステルツナー氏は、2月23日、「インターネットが6時間で暗号を解読したらしい。インターネットにできないことなどあるのだろうか」との驚きのコメントとともに、その種明かしをツイッターに投稿した。


オレンジの部分を1、白の部分を0として輪を数字に置き換え

パラシュートのバイナリーコードのパターンは、ジェット推進研究所のシステム技術者イアン・クラーク氏によって設計された。パラシュートのオレンジの部分を1、白の部分を0として輪を数字に置き換え、10文字ごとに分割して2進法から10進法に変換。この数字に64を追加してASCII(アスキー)コードに変換する仕組みだ。たとえば、最も内側の輪の最初の数字列「0000000100」を10進法に変換すると4で、64を追加すると68となり、これに対応する文字が「D」となる。

「パーシビアランス」による火星探査は、少なくとも火星の公転周期に相当する約687日にわたって行われ、火星の過去の居住適性などを探る計画だ。

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