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感染症対策ファイザーとビオンテック、妊婦への新型コロナワクチン臨床試験を開始

米製薬ファイザーと独バイオ企業のビオンテックは、共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、妊婦への臨床試験を開始したと発表した。写真は同ワクチン。14日にダブリンで撮影(2021年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
米製薬ファイザーと独バイオ企業のビオンテックは18日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、妊婦への臨床試験を開始したと発表した。
試験は米、カナダ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、モザンビーク、南アフリカ、英国、スペインの各国において、健康な18歳以上の妊婦4000人を対象に実施する。被験者は妊娠24―34週に2回の接種を受ける。
妊婦が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化するリスクが高いとされている。
米国立衛生研究所(NIH)は先週、妊婦や授乳中の母親もワクチン接種対象に含めるよう推奨していた。
専門家らは長年、妊婦も早い段階でワクチン臨床試験の対象に含めるべきだとの見解を示してきたが、米国での新型コロナウイルスワクチンの臨床試験対象からは除外されていた。

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