トランプ弾劾を支持した共和党の「裏切り者」に地元で逆風
Tom Rice Faces Backlash in His Pro-Trump District for Impeachment Vote
連邦下院議員選挙の選挙区は10年ごとに再編が行われ、サウスカロライナ州では2010年の国勢調査のデータを基に、第7選挙区が新設された。ライスは選挙区再編後の2012年の選挙で勝利し、第7選挙区から選出された初の連邦下院議員になった。
ライスはトランプ支持が強い第7選挙区の有権者の支持を受け続け、現在5期目を務めている。2018年の予備選(2020年の予備選は中止された)では、対立候補に、得票率84%対16%で勝利した。
だがライスは、2022年の選挙については心配していないという。彼は地元メディアのマートルビーチ・サン・ニュースに対して、対立候補との争いはいつものことだし、選挙を「楽しみにしている」と語った。
そもそも連邦議会議事堂の襲撃は正当化しがたいものだし、連邦議会での自分の投票記履歴を見れば「私が保守派であることを否定するのは難しい」だろうと主張した。
しかしクリンクは、白人で大学教育を受けていない有権者が多数を占める第7選挙区は「トランプの支持基盤」だと指摘し、こう述べた。
「これまでの投票履歴が保守的なものでも、ライスは次の選挙の心配をするべきだし、親トランプ派の対立候補を予備選の撃退に苦労するのは、ほぼ確実だ」
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