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人権問題東京入管の収容施設でクラスター発生 外国人39人に職員5人がコロナ感染
東京出入国在留管理局の収容施設(東京都港区)で39人の男性被収容者が新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。写真は東京入管。2015年12月撮影(2021年 ロイター/Yuya Shino)
東京出入国在留管理局の収容施設(東京都港区)で39人の男性被収容者が新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。重症者はいない。5人の職員もPCR検査で陽性反応が出た。
東京入管には現在130人の外国人(男性100人、女性30人)が収容されている。
東京入管によると、感染が確認された被収容者は、施設内で隔離されているという。
日本に住む外国人を支援しているNPO法人・移住連の山岸素子事務局長はロイターに対し「入管収容施設での密な環境による感染リスクから、被収容者を解放するよう要請してきた。このような大規模な集団感染が起こったことは非常に遺憾だ」とし、感染が確認された被収容者には適切な医療措置が取られるべきだと指摘した。
19日に閣議決定された入管法の改正法案について、移住連では批判する声明を出しており、同氏は「無期限収容を許している現在の収容制度自体を改善すべきだ」と述べた。
(宮崎亜巳)
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