右派SNSパーラーのネット復帰のウラに怪しいロシア企業
What Is DDos-Guard? Parler Website Back Thanks to Russian Tech Company
ネットワークインフラの専門家デイブ・テムキンが1月18日にツイッターでシェアしたIP記録によれば、DDoSガードはロシア南部の都市ロストフ・ナ・ドヌに所在しているようだが、クレブスは過去に、サンクトペテルブルクにも拠点があると伝えていた。
インフラ専門家のロナルド・ギルメットはロイターに対し、DDoSガードは、ロシアのロストフ州の州都ロストフ・ナ・ドヌのロシア人男性2人が所有していると述べた。
DDoSガードの公式サイトには、連絡先としてスコットランドの首都エディンバラの「コグニティブ・クラウドL.P.(Cognitive Cloud L.P.)」という会社が記載されている。
英国の会社登記所「カンパニーズ・ハウス」の登記情報には、同社の支配権を持つ者として、エフゲニー・マルチェンコとアレクセイ・リハチェフという2人のロシア人の名が記載されている。公表されている郵便番号をGoogleマップで検索したところ、ごく普通のタウンハウスが表示された。
マルチェンコはガーディアン紙に対し、DDoSガードは「膨大な数のウェブサイト」をホスティングしていると語っている。マルチェンコは、自社を「有害なサイト」と結びつけてほしくないと述べ、「どのようなものであれ、政治的な問題には関係していない」と主張した。
マッツェは1月13日、新たなパートナー探しにパーラーが苦労していることに触れ、その結果としてパーラープラットフォームが復活できない可能性もあると述べていた。排除される以前のパーラーは、保守派やドナルド・トランプ大統領支持者たちの人気を集めていた。
現時点では、パーラーのサイトの機能が全面的に復旧してユーザーが利用できるようになる時期は不明だ。また、復旧した場合、パーラーのデータがどのように世界でルーティングされるかも明らかになっていない。
(翻訳:ガリレオ)