ドイツで新たな変異種発見か 規制厳格化で隔離義務違反者は強制収容も
隔離義務無視には強制収容も
さらに、ドイツの複数の州で、通常2週間の自宅待機や隔離期間を繰り返し無視する人々を対象とした強制収容施設を設置する動きが出ている。このような収容所は地域レベルではすでに存在するようだ。
ヴェルト誌日曜版が17日に報じたところによると、度重なる忠告にもかかわらず隔離義務違反を繰り返す人々は高額の罰金に加え、裁判所命令で施設に強制隔離することがバーデン=ヴュルテンベルク州やシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州で近々可能となるそうだ。
収容所は病院・クリニックなどの医療施設から少年院敷地内の建物など、さまざまだ。ドイツでもとくに深刻な被害を受けているザクセン州でも現在この目的で「宿泊施設」が建設されており、バイエルン州やベルリンなど他州や都市の保健省も、このような厳しい措置の導入の可能性を除外してはいないという。
続くデア・ターゲスシュピーゲルのリサーチによると、現存の各収容所に拘留されている人々は数名〜数十名と、決して多くはないようだ。バーデン=ヴュルテンベルクのトーマス・シュトローブル内務相は、「もちろん該当する件数はごくわずかだが、危険だ。罰金をものともせず、他人をコロナにわざと感染させる、思慮のない人たちのみだ」と述べている。