最新記事

陰謀論

トランプ陰謀論の切り札?「エイリアンと協力」説でネット騒然

Did Trump Nearly Confirm Existence of Aliens?

2020年12月10日(木)14時25分
ジェフリー・マーティン

ホワイトハウスで新設された宇宙軍の軍旗を披露するトランプ(2020年5月15日)Kevin Lamarque -REUTERS

<秘密の接触を口外しようとしてトランプはエイリアンに止められたと、イスラエル元高官が語った>

ドナルド・トランプ米大統領はエイリアン(地球外生命)に関する情報を入手し、それを公表しそうになったが、エイリアン側から口止めされた──。

イスラエルの元高官が有力紙のインタビューでそう語り、波紋を広げている。

12月6日付のヘブライ語の日刊紙イディオト・アハロノトに掲載されたインタビューでそう語ったのは1981年から2010年までイスラエルの宇宙安全保障部門を率いていたハイム・エシェド教授だ。12月8日に英字紙エルサレム・ポストが掲載したその抜粋には、トランプに関する驚きの発言が含まれていた。

エシェドによれば、「銀河連邦」なる機関から派遣されたエイリアンがアメリカとイスラエルの政府にコンタクトを取ったが、それについては内密にするよう求めた。

「彼らは、自分たちがここに来たことを公表しないようクギを刺した。人類はまだその準備ができていないというのだ」

火星に秘密基地?

「トランプは喋りそうになった」と、エシェドは言う。「だが銀河連邦のエイリアンたちが、『待て。人々を落ち着かせるのが先だ』と止めた。集団ヒステリーが起きるのを危惧したのだ。まず人類を冷静にさせ、理解させる必要がある、と」

エシェドによれば、エイリアンは地球上で実験を行うために米政府と協定を結んだ。アメリカの宇宙飛行士も、火星の地下の秘密基地でエイリアンと共に働いているという。

エイリアンは「宇宙の構造を解明しようとしており、地球人に研究調査を手伝うよう求めた」そうだ。

エルサレム・ポストは、エシェドの話を裏付ける証拠は一切見つからなかったと述べている。本誌もだ。

ネット上では、以前からエイリアンやUFOについて、さまざまな憶測が飛び交っていたが、今やこの界隈はエイリアンのニュースで持ちきりだ。

トランプは2019年12月に陸海空軍・海兵隊・沿岸警備隊と同格の第6の軍種「宇宙軍」の創設を発表。宇宙は「世界の新たな戦闘領域」であり、「国家安全保障への重大な脅威」に対処するため宇宙軍が必要だと述べた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国大統領が戒厳令、国会は「無効」と判断 軍も介入

ビジネス

米求人件数、10月は予想上回る増加 解雇は減少

ワールド

シリア北東部で新たな戦線、米支援クルド勢力と政府軍

ワールド

バイデン氏、アンゴラ大統領と会談 アフリカへの長期
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
2024年12月10日号(12/ 3発売)

地域から地球を救う11のチャレンジと、JO1のメンバーが語る「環境のためできること」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康体の40代男性が突然「心筋梗塞」に...マラソンや筋トレなどハードトレーニングをする人が「陥るワナ」とは
  • 2
    NewJeansの契約解除はミン・ヒジンの指示? 投資説など次々と明るみにされた元代表の疑惑
  • 3
    NATO、ウクライナに「10万人の平和維持部隊」派遣計画──ロシア情報機関
  • 4
    スーパー台風が連続襲来...フィリピンの苦難、被災者…
  • 5
    シリア反政府勢力がロシア製の貴重なパーンツィリ防…
  • 6
    なぜジョージアでは「努力」という言葉がないのか?.…
  • 7
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 8
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 9
    「92種類のミネラル含む」シーモス TikTokで健康効…
  • 10
    赤字は3億ドルに...サンフランシスコから名物「ケー…
  • 1
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 6
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 7
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 8
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 9
    エスカレートする核トーク、米主要都市に落ちた場合…
  • 10
    バルト海の海底ケーブルは海底に下ろした錨を引きず…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中