新型コロナに感染したミンクが脱走、野生化して感染を拡大させるおそれ
2020年12月2日(水)16時50分
野生化したイタチやタヌキ、カワウソなどに伝播し続けるおそれ
蘭エラスムス・ロッテルダム大学(EUR)のウイルス学者マリオン・クープマンス教授も同様の懸念を示す。ガーディアンのメール取材に対して、「新型コロナウイルスは、大規模農場内で循環したり、ここから脱走して野生化したイタチやタヌキ、カワウソ、フェレット、テン、ミンク、クズリなどの野生動物に伝播し続けるおそれがある」とし、「鳥インフルエンザや豚インフルエンザと同様に、新型コロナウイルスは、理論上、宿主となる動物で進化し続け、人間と動物にパンデミックの脅威を恒久的にもたらす」と警告している。
ミンクへの新型コロナウイルスの感染は、これまでに、デンマークの他、スペインやオランダ、スウェーデン、米国のオレゴン州でも確認されている。
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