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トム・クルーズが『M:I-7』撮影中に「自粛警察」に豹変!? ユーザーからは賛辞

Tom Cruise Memes Flood Internet After Actor Rips Movie Crew for COVID Breach

2020年12月17日(木)15時55分
ジェフリー・マーティン

映画業界を新型コロナから守るために並々ならぬ熱意を注いでいるクルーズ(右)REUTERS/Guglielmo Mangiapane

<過去の出演作をもじったミームや支持を表明するツイートが次々と投稿される>

イギリスで映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7弾を撮影中の米俳優トム・クルーズが、新型コロナウイルスの感染予防策を守らなかったスタッフを怒鳴りつけていたことが判明。英紙サンが12月15日に実際の音声データと共にこれを報じると、ソーシャルメディアは大いに盛り上がった。

同作品は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で撮影が中断し、9月にイギリスで撮影を再開したものの、10月に複数のスタッフの感染が判明して再び撮影が中断された経緯があった。そのためクルーズは、撮影現場での感染予防策に力を入れており、サンによれば今回、ソーシャル・ディスタンスを保たずに頭を寄せ合ってモニターを覗き込んでいたスタッフに激怒したという。

サンがインターネット上で公開した音声には、撮影スタッフに対して、彼らのような行動が映画業界を事実上の閉鎖に追い込むのだと怒鳴るクルーズらしき人物の声が録音されている。

「謝るなら、映画業界が閉鎖されて家を失った人々に謝れ」とクルーズらしき人物は言っている。「だがそれでも、そうした人々に食事を与えたり、彼らの子供の学費を払ったりすることはできない。俺はそういう問題と、この業界の未来と毎日向き合っているんだ! 悪いが謝罪は意味がない。対策には従ってもらう。それができなければクビだ。この映画は中断させない!分かったか? 次にやったらクビだ」

クルーズの怒声と映画のシーンを重ねる者も

一部のソーシャルメディア・ユーザーは、クルーズの言葉に支持を表明。クルーズの言葉を、彼がこれまでにほかの作品の中で演じた役柄になぞらえる者もいた。

(注:以下のコメントの中には不適切と感じる言葉が使われている可能性があります)

@MichaelGar93は「実は自分でも意外なんだが...トム・クルーズの言葉に賛成だ」とツイート。

映画の撮影技師のジェフ・シュワルツは、クルーズが2008年公開のコメディ映画『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で演じたレス・グロスマンが無能なスタッフに激怒するシーンを引き合いに出した。

ブライアン・ダッフィールドは映画『トップガン マーヴェリック』のGIF動画を貼り付け、「トム・クルーズが、撮影スタッフが家を失ったり学費を払えなくなったりするのを心配して怒鳴ったのは『最高』だ」と投稿。

アダム・シェーラーは、クルーズがアカデミー賞にノミネートされた作品『マグノリア』のワンシーン(クルーズが静かに怒りを表現するシーン)のGIF動画を貼り付け、「感染予防策違反を見つけたトム・クルーズ」という説明を添えた。

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