東京都、24日コロナ新規感染888人で過去最多 7日連続で入院患者2000人台
東京都は24日、過去最多となる新型コロナウイルスによる新規陽性者888人が確認されたと発表した。
東京都は24日、都内で新たに888人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
この日確認された陽性者は年代別に、20代と30代が424人で約47%、40代と50代が合わせて264人で約30%、65歳以上の高齢者は93人で約10%を占めている。また、都の基準による重症患者は前日から4人増えて73人となっている。軽症・中等症も含む入院患者は2,129人で、これで入院患者は7日間連続で2000人台を上回る状態が続いている。
これで12月に入って都内で確認された陽性者の合計は13,098人となっており、また累計では54,037人となった。
11月から顕著となってきた新型コロナウイルスの感染第3波は、感染経路として家庭内での感染がもっとも多くなっているほか、企業や飲食店などでもクラスターが発生し感染拡大防止が難しい状況になっている。
小池知事、特措法の改正に期待
こうしたなか、東京都は24日午後に新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開催し、専門家が現在の感染者数の拡大ペースが続けば4週間後の1月21日には1日あたりの感染者は1279人になると指摘。「最大限の感染拡大防止対策を直ちに講じる必要がある」と警告した。
これを受けて小池知事はモニタリング会議後の記者会見で、緊急事態宣言よりも特措法の改正の方が重要だという認識を示し、「感染症予防法とか食品衛生法でも罰則を伴っている訳で、主権の制限についてイエスかノーかという議論ではなく、何ができるかを考えていただきたい」と早期の特措法の改正へ期待を示した。