最新記事
米ロ関係米駆逐艦ジョン.S.マケインが日本海で「航行の自由作戦」 ロシアは領海侵犯と非難
ロシア国防省は24日、日本海のロシアの領海で米海軍のミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が違法に活動しているのをロシアの駆逐艦が発見し警告、米駆逐艦は公海に出たと主張した。写真は米駆逐艦「ジョン・S・マケイン」U.S. Navy - Cheng S. Yang / flicker
ロシア国防省は24日、日本海のロシアの領海で米海軍のミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が違法に活動しているのをロシアの駆逐艦「アドミラル・ビノグラドフ」が発見し警告、米駆逐艦は警告を受けてただちに公海に出たと主張した。
ロシア国防省によると、日本海のピョートル大帝湾で0317GMT(日本時間午後0時17分)に米海軍のジョン・S・マケインが公海からロシア側に2キロメートル入った。ロシア海軍太平洋艦隊のアドミラル・ビノグラドフが追跡し、領海から出るよう警告した。
公海に出たジョン・S・マケインは再びロシア領海に入ろうとはしなかったという。ただアドミラル・ビノグラドフが引き続き動向を監視し、コルベット艦も派遣されたとしている。
一方、米海軍は、ロシアの過剰な海洋主権に異議を唱えるため「航行の自由」作戦を実施したとし、国際水域内での活動だったと強調。第7艦隊のケイリー報道官は、「米国は決して脅しに屈したり、ロシアのような違法な海洋主権の受け入れを強要されたりはしない」と述べ、ロシア側の主張は虚偽だと表明した。
【話題の記事】
・アメリカ大統領選挙、敗残のトランプを待ち構える訴訟の山 検察による刑事捜査も
・巨大クルーズ船の密室で横行する性暴力
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら