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米議会アメリカ連邦・州議会選挙、LGBTQの候補が相次ぎ歴史的勝利
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3日に行われた米国の連邦および州議会選挙では、LGBTQ(性的少数者)の候補が相次いで歴史的な勝利を収めた。写真はオクラホマ州ドーバーで投票する有権者(2020年 ロイター/Nick Oxford)
3日に行われた米国の連邦および州議会選挙では、LGBTQ(性的少数者)の候補が相次いで歴史的な勝利を収めた。デラウェア州では、心と体の性が一致しないトランスジェンダーであることを公表している候補が全米で初めて州議会上院選で勝利した。
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)などの候補を支援するLGBTQビクトリー・ファンドによると、LGBTなどの立候補者は過去最多の574人に上り、これまでに少なくとも117人の当選が判明した。
デラウェア州議会上院議員に当選したサラ・マクブライド氏(30)はツイッターで、自身の勝利が「LGBTQの子供に対し、米国の民主主義は彼らを受け入れるのに十分な大きさがあることを示す」と願っているとコメントした。
カンザス州議会下院選に当選し、全米で初めてのネーティブアメリカンでトランスジェンダーの州議会議員となったステファニー・バイアーズ氏(57)はトムソン・ロイター財団に対し「LGBTQの人たちにとっては非常に意義が大きい出来事だ」と指摘。
「選挙に立候補してもジェンダーだけが注目されることはもはやなく、LGBTの問題以外にも幅広い選挙活動を行っていると気付いてもらえるようになった」と述べた。
連邦議会の下院選に当選したリッチー・トーレス氏とモンデール・ジョーンズ氏は、それぞれ初のアフリカ・ヒスパニック系と黒人のゲイの議員となった。
このほか、オクラホマ州議会選では、男性でも女性でもないと公表しているモーリー・ターナー候補が当選し、同州初のイスラム教徒の州議会議員となった。
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