最新記事

感染第2波

フランスの新型コロナ感染者、累計200万人突破 欧州で初

2020年11月18日(水)10時32分

フランスで確認された新型コロナウイルス感染者数が17日に欧州で初めて累計200万人を突破したことが分かった。パリ近郊の病院で17日撮影(2020年 ロイター/GONZALO FUENTES)

フランスで確認された新型コロナウイルス感染者数が17日に欧州で初めて累計200万人を突破したことが分かった。ただ、10月30日に導入した全国的なロックダウン(都市封鎖)措置により、新規感染者数は大幅に減少している。

ロイターの集計によると、フランスの感染者数は累計203万6755人。200万人を突破したのは、米国、インド、ブラジルに続き世界4番目。死者は累計4万5000人を超えており、世界で7番目の多さとなっている。

欧州全体の感染者数は約1450万人。世界全体の26%超を占めている。

フランスの1日当たり新規感染者数は7日に約8万7000人と過去最多を記録したが、その後は大幅に減少し、16日には9406人と1カ月超ぶりの低水準となった。

ベラン保健相は17日、フランスは再び新型コロナを制御しているが、全国的なロックダウン第2弾を緩和する段階ではないと述べた。

新規感染者数は減少しているものの、新型コロナによる入院者数は過去最多に達しており、欧州では英国、イタリアに次ぐ3番目の多さとなっている。

マクロン政権はロックダウンの期限を12月1日に設定しているが、感染が抑制されなければ延長される可能性がある。

一方、英国で17日に確認された、新型コロナ検査で陽性が判明してから28日以内の死者数は598人と、5月以降で最多になった。感染者数は2万0051人増加した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・【調査報道】中国の「米大統領選」工作活動を暴く
・巨大クルーズ船の密室で横行する性暴力


ニューズウィーク日本版 トランプショック
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月22日号(4月15日発売)は「トランプショック」特集。関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

金価格、初の3300ドル台 貿易戦争で安全資産に買

ビジネス

日銀、25年度成長率下方修正の可能性 米関税措置受

ワールド

ガザはパレスチナ人と支援者の「集団墓地」化=国境な

ビジネス

ニデック、差し止め求め仮処分申し立て 牧野フのTO
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気ではない」
  • 2
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ印がある」説が話題...「インディゴチルドレン?」
  • 3
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 4
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 5
    NASAが監視する直径150メートル超えの「潜在的に危険…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「話者の多い言語」は?
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    「世界で最も嫌われている国」ランキングを発表...日…
  • 10
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 1
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 2
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 3
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止するための戦い...膨れ上がった「腐敗」の実態
  • 4
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 5
    「ただ愛する男性と一緒にいたいだけ!」77歳になっ…
  • 6
    投資の神様ウォーレン・バフェットが世界株安に勝っ…
  • 7
    コメ不足なのに「減反」をやめようとしない理由...政治…
  • 8
    まもなく日本を襲う「身寄りのない高齢者」の爆発的…
  • 9
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 10
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中