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米司法米民主党、バレット氏の最高裁判事の承認採決ボイコットへ 上院司法委
米民主党はトランプ大統領が連邦最高裁判所判事に指名したエイミー・バレット氏(写真)の承認手続きを巡り、上院司法委員会が22日に実施する採決をボイコットする方針を明らかにした。米議会で代表撮影(2020年 ロイター)
米民主党は21日、トランプ大統領が連邦最高裁判所判事に指名したエイミー・バレット氏の承認手続きを巡り、上院司法委員会が22日に実施する採決をボイコットする方針を明らかにした。
上院司法委は共和党12人、民主党10人で構成する。委員会の報道官によると、共和党のグラム委員長はこれまでに、仮に民主党がボイコットしても手続きを進めることができるとの認識を示している。
司法委で予想通りバレット氏が承認されれば、共和党が週明け26日に計画する上院本会議での採決に道が開かれる。共和党上院トップのマコネル院内総務は、上院本会議で25日に手続き上の採決を済ませ、26日に最終採決に持ち込みたい考えだ。
民主党はバレット氏承認に強く反対してきた。同氏が就任すれば、最高裁判事は保守派6人・リベラル派3人という構成になる。
民主党上院トップのシューマー院内総務と司法委の民主党メンバーは共同声明で「(承認手続きは)最初から不正だ」とし、「世界的なパンデミックや選挙のさなかに、共和党は最高裁判事の承認を急ぎ、多くの人々から医療保険を奪うとともに、議会を通過させられなかった極端で不人気の計画を実行しようとしている」と主張した。
また、共和党が2016年に大統領選挙の年であることを理由に、当時のオバマ大統領が指名した最高裁判事の承認手続きを拒否したにもかかわらず、今回は選挙を目前に控えて「猛烈なスピード」で承認しようとしていると改めて非難した。
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