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東シナ海環境省、年内にも尖閣諸島で自然環境の調査検討=加藤官房長官
加藤勝信官房長官は午後の定例会見で、環境省が年内にも尖閣諸島で自然環境調査を行うことを検討していると発表した。写真は2013年8月、尖閣諸島の魚釣島沖で撮影(2020年 ロイター/Ruairidh Villar)
加藤勝信官房長官は15日午後の定例会見で、環境省が年内にも尖閣諸島で自然環境調査を行うことを検討していると発表した。同日、中国公船が尖閣諸島沖の日本の領海に侵入したことに対しては中国側に厳重に抗議したという。
官房長官によると、調査は「自然環境の把握を目的として、環境省が全国を対象にこれまで実施している各種調査の一環」。「過去に作成した植生図や希少な野生動物などの生息状況に関する調査について、最新の人工衛星画像を用いて実施する」という。
尖閣諸島周辺では中国公船の侵入が続いており、官房長官は「15日も午前10時45分ごろから、中国公船2隻がわが国領海に侵入し、航海中だった日本漁船1隻に接近しようとし、12時15分ごろまでには領海から退出した」と説明した。海上保安庁巡視船が領海からの退去要請を繰り返したほか、外交ルートで東京、北京双方で中国側に厳重に抗議したという。
(竹本能文)
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