感染者数・死者数を抑えた国、失敗した国 14カ国のコロナ対策まとめ
イラン
・ 宗教行事、集会などで接触・飛沫感染拡大
・ ロックダウンや規制、診療で中国モデルを積極的に採用
・ 経済低迷に耐えかねた緩和措置で感染者が再び急増
イエメン
・ もともと内戦で国家が機能しておらず保健システムが脆弱
・ 救命不可能な状態で救急搬送される患者が多発、世界平均の5倍以上の致死率
・ 防護具不足や劣悪な労働条件で医療スタッフに感染拡大
アメリカ
・ 渡航者入国禁止や検査体制などの初動に遅れ、ニューヨークなど大都市で感染爆発
・ トランプ大統領が新型コロナ軽視、専門家の提言を無視
・ 連邦制の弊害によって統一的な対策が困難に
・ 経済・医療格差で貧困層と黒人に感染拡大
ブラジル
・ ボルソナロ大統領のコロナ軽視、厳格な措置を取らずに感染爆発
・ 濃厚な人付き合いで社会的距離の取れない文化・気質
・ 劣悪な環境、医療不足、3密という条件がそろうファベーラ(スラム)で拡大、死亡率上昇
資料:『人類vs感染症──新型コロナウイルス 世界はどう闘っているのか』(國井修・著、CCCメディアハウス)
<2020年10月6日号「感染症vs国家」特集より>
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10月6日号(9月29日発売)は「感染症vs国家」特集。新型コロナに最も正しく対応した国は? 各国の成功例と失敗例に学ぶ。