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米中対立「米大学内の中国孔子学院、年内の全閉鎖望む」ポンペオ国務長官
ポンペオ米国務長官は、中国との関係について「冷戦アナロジー(類推)は幾分妥当性がある」としつつ、受けている挑戦は異なるとの認識を示した。写真は8月、ニューヨークの国連本部で代表撮影(2020年 ロイター)
ポンペオ米国務長官は1日、米大学内に設置されている中国政府の非営利団体「孔子学院」について、年末までに全てを閉鎖することを望んでいると述べた。
ポンペオ氏は8月、中国政府が出資する孔子学院について、米国の大学や学校などで中国政府のプロパガンダと有害な影響を拡散する機関であるとの認識を示し、大使館などと同様に外交使節としての登録を義務付けると発表した。
ポンペオ氏はFOXビジネス・ネットワークの「Lou Dobbs」に対し「孔子学院についてのリスクを誰もが認識し始めていると思う」と述べ、中国政府は米国の大学でスパイや内通者を採用するための機関に出資していると批判した。その上で、年末までに全てを閉鎖できると望んでいると語った。
中国の王毅国務委員兼外相は8月、米中間の緊張の高まりを受けての発言とみられるが、新冷戦を回避する必要があると呼びかけた。ポンペオ氏は、これについて質問されると「冷戦アナロジー(類推)は幾分妥当性がある」としつつ、受けている挑戦は異なるとの認識を示した。
「人口14億人の国に挑戦を受けており、冷戦とは異なる」と指摘。「冷戦アナロジーはある程度妥当性がある」とする一方、「受けている挑戦は異なる。それは経済的な挑戦だ」と述べた。
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