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感染第2波アメリカ中西部での新型コロナ陽性率、上昇傾向に

米国中西部の複数の州で、新型コロナウイルス検査の陽性率が上昇していることが、ロイターの分析で明らかになった。写真はテキサス州ヒューストンで、ドライブイン検査で集まった検体を持つ医療関係者。8月18日撮影(2020年 ロイター/Adrees Latif)
米国中西部の複数の州で、新型コロナウイルス検査の陽性率が上昇していることが、ロイターの分析で明らかになった。同地域では感染者数と入院患者数も急増している。
検査状況をまとめた「COVIDトラッキング・プロジェクト」のデータによると、サウスダコタ州の陽性率は先週の17%から26%に上昇。一方、ノースダコタ州の陽性率は平均6%(訂正)となっている。
ミネソタ州とモンタナ州の陽性率は平均7%だが、27日のモンタナ州の陽性率は20%に上昇している。
世界保健機関(WHO)は、5%以上が懸念される水準としている。
一方、ニューヨーク州、マサチューセッツ州、バーモント州、メイン州の陽性率は1%未満にとどまっている。
また、中西部では新たな感染者数や入院患者数も、大幅に増加している。
先週、ミネソタ州、モンタナ州、オレゴン州、サウスダコタ州、ユタ州、ウィスコンシン州、ワイオミング州の7州では1日あたりの感染者増加数が、これまでで最多を記録した。
ウィスコンシン州で先週確認された新たな感染者数はこれまでの2倍となり、1日あたりの感染確認件数はフロリダ州を上回るまでになっている。
*英文の訂正により、見出しと前文の「陽性率、25%超」の表現を削除し、本文のノースダコタ州の陽性率を「30%超」から「6%」に訂正し、文章の一部を修正しました。

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