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拡大するタイの反政府デモ 政権退陣から王室改革まで要求

2020年8月18日(火)10時18分

デモ参加者への抗議

反政府デモに対抗し、王室支持のデモが数回ほど実施されたが、参加者は最多で数十人規模にとどまっている。

この参加者の中には、強力な王室支持者である元「黄シャツ」派が含まれる。黄色シャツ派はクーデターの10年以上前から、タクシン元首相を支持する「赤シャツ」派と対立してきた。

現在の反政府デモには、元赤シャツ派も一部参加している。

このため、過去のような街頭での暴力沙汰が再発するとの懸念も生じているが、今のところデモは平和裏に進められている。

次に起こること

デモ参加者らは、要求がかなうまで活動を続けると誓っている。

抗議活動、とりわけ王室批判により、政府は窮地に立たされている。

政治アナリストによると、政府が厳し過ぎる対応に出れば反感を買い、デモへの支持を後押ししかねない。

一方、断固とした対応を取らなければ、デモ参加者はますます意を強くして長年のタブーを破っていく可能性がある。

[ロイター]


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