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仮想通貨ダークネットでビットコインが花盛り 取引量は過去3年間で4倍以上に
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<法的条件を満たさない取引所の利用は減っているが、資金の出所を曖昧にできるミキシングサービスの利用が増加傾向に>
ダークネットを介してやりとりされる暗号通貨ビットコインの量が、過去3年間に米ドルベースで4倍以上増えている。
クリスタル・ブロックチェーン社の報告書によれば、2017年第1四半期には送金が8500万ドル、受け取りが8700万ドルだったが、2020年第1四半期は送金が4億1100万ドル、受け取りが3億8400万ドルに達したという。
また、法的条件を満たさない取引所の利用が減る一方、資金の出所を曖昧にできるミキシングサービスの利用が増えている傾向も明らかに。
2017年第1四半期に全送金の2%だったミキシングサービスへの送金が、2020年第1四半期には16%に増加している。
8500万ドル
(↑2017年第1四半期のダークネットからの送金)
4億1100ドル
(↑2020年第1四半期のダークネットからの送金)
16%
(↑2020年第1四半期のミキシングサービスへの送金の割合)
<本誌2020年8月4日号掲載>
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