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感染症対策トランプ、CDCやファウチ所長への批判強める コロナ対応巡り
トランプ米大統領は13日、新型コロナウイルスのパンデミックへの対応を巡り、米疾病対策センター(CDC)や米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長(左)を批判する姿勢を強めた。ホワイトハウスで4月撮影(2020年 ロイター/CARLOS BARRIA)
トランプ米大統領は13日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応を巡り、米疾病対策センター(CDC)や米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長を批判する姿勢を強めた。
クイズ番組の元司会者、チャック・ウールリー氏が12日夜、CDCやメディア、民主党議員、医師などの大半が新型コロナ感染症を巡り「うそをついている」とツイッターに投稿。トランプ氏は13日にこの投稿をリツイートした。
さらにウールリー氏が共同で司会を務めるポッドキャストが4月に投稿した「ファウチ氏と民主党議員によれば、買い物に行く際に身分証が必要になる」とのコメントをリツイートした。ファウチ氏は将来的な免疫証明書の発行について言及していた。
ホワイトハウスはこの日、ファウチ氏は新型コロナ感染症の治療法とワクチンの開発で重要な役割を果たしているとし、現在も引き続きペンス副大統領が率いる新型コロナ対策本部の一員であると発表した。
ただ、CDCがうそをついているとトランプ氏が信じているかという質問には応じなかった。
一部報道によると、ホワイトハウスは週末にパンデミック初期時のファウチ氏の発言リストを配布。感染症に関する理解が進むに連れ、同氏の発言が誤りだったことが判明したという。
ペンス副大統領はこの日、新型コロナに関するテレビ会議を開催する。