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感染症対策韓国、娯楽施設などにQRコードで来場者管理を義務付け 新型コロナの感染追跡へ
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韓国政府は、新型コロナウイルスの感染リスクが高い娯楽施設や飲食店などを訪れた人をQRコードを使って管理するシステム導入に向け、今週テストを行う。ソウルで5月撮影(2020年 ロイター/Cha Sangmi)
韓国政府は、新型コロナウイルスの感染リスクが高い娯楽施設や飲食店などを訪れた人をQRコードを使って管理するシステム導入に向け、今週テストを行う。
韓国では先月、複数のナイトクラブやバーでウイルスの集団感染が発生。当局は来場者の手書きの記録を基に感染拡大を防ぐため追跡を試みたが、記録の多くは間違っているか情報不足だったっため、追跡調査は難航した。
6月10日から、ナイトクラブ、バー、カラオケ店、ディスコ、グループのレッスンを提供するスポーツジム、屋内のコンサート会場は、入り口でQRコードシステムを利用して来場者記録を管理することが義務付けられる。
来場者の個人情報は社会保障情報センターのデータベースで4週間保管され、その後自動的に削除されるという。
地方政府は、図書館や病院など、感染リスクが高いとみなす施設をQRコードシステム導入対象に指定することが可能という。
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