韓国、航空運賃が下落し、済州島観光が人気
済州航空を除く格安航空会社(LCC)は国際線を中断しているが、ジンエアーは仁川と成田、関空、台北等を結ぶ路線の再開を検討する。エアプサンは中国空港庁に仁川~深圳線の運航再開を申請した。2020年4月の訪韓日本人は360人で、訪韓外国人全体は前年同月比98.2%減の2万9415人。5月の訪日韓国人はわずかに20人だった。
旅客需要がないなか国際線を再開する理由は、収益の多くを占める旅客需要の先取りだ。ビジネス客の入国制限を緩和する動きに対応して路線を確保しておくためである。貨物需要もある。各社が再開や増便を計画する路線の多くは貨物需要が見込まれる。大韓航空は旅客機の座席に貨物を載せる運航を開始した。
3月からすべての路線で運航を休止しているイースター航空は切実だ。運航者証明書(AOC)の効力が中断され、さらに運航停止が続くと操縦士の資格喪失問題が浮上しかねない。
韓国人の旅行先の人気は国内が最多で、インドネシア、タイ、日本
オンライン宿泊予約サイト「ブッキングドットコム」は、コロナ後に訪問したいウィッシュリスト(お気に入り)の宿泊情報を分析した。日本人は51%が国内を登録し、海外旅行はソウルが最多で、バンコク、ホノルル、台北と続いている。
韓国人も国内が最多で、インドネシア、タイ、日本と続く。韓国人の国内旅行は、1位のソウルを除くと済州島や釜山、江原道の江陵(カンヌン)など海沿いの観光地が上位にランクされており、ブッキングドットコムは人が集まる活動を避けて、自然景観を楽しむ観光の人気が高まっていると分析する。
韓国関税庁は新型コロナウイルスの拡散で、大きなダメージを受けている免税店の支援策として、6か月以上の長期在庫に限定し、10月29日まで国内販売を認めることにした。新羅免税店は旅行商品仲介サイト「新羅トリップ」で40余りのブランド品を百貨店の定価より30%から50%安い価格で販売する。
ロッテ免税店は6月26日から始まったセールイベント「大韓民国同行セール」に合わせて、10余りのブランドをロッテ百貨店やアウトレットモールで販売する。大手免税店で最も早くオンライン販売を開始した新世界免税店は、初日でほとんどの商品が売り切れた。
夏のレジャーシーズンを前に、韓国保健福祉部は海水浴場の感染を警戒している。6月18日に開催された新型コロナウイルスの対策会議で、防疫当局と海洋水産部は海水浴場に予約制を導入するルール改正を提案した。
先陣を切ったのは全羅南道で、域内の海水浴場をいくつかの区域に分けてネットと自治体で予約を受け付け、利用者を分散する計画だ。