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人種問題

日露戦争を終わらせたルーズベルト像も人種差別的で撤去

Teddy Roosevelt's Great-Grandson Supports Removing Statue From NYC Museum

2020年6月23日(火)15時40分
ジェニ・フィンク

デブラシオは22日の会見で、ルーズベルトを「アメリカの歴史上でも複雑な人物」のひとりと称し、「並外れて進歩的な」ことを行った一方で「ひどく厄介な」ことも行った人物だと述べた。ルーズベルト本人と問題の像とは分けて考えるべきだが、博物館に設置されている像の構図は「明らかに現在の価値観に反している」と語った。

「この像は、白人が有色人種よりも優れていると表現している。これは今の時代、受け入れがたい表現だし、これまでも決して受け入れられるべきではなかった」とデブラシオは説明。像を撤去したいという博物館の要請を支持すると述べた。

デブラシオは2017年、白人至上主義者と人種差別反対派が衝突した事件を受けて、市内の複数の記念碑や像について撤去を検討するための特別委員会を立ち上げており、ルーズベルトのこの像も検討対象のひとつだった。同委員会はこの像について、撤去せずに存続させるが、建設の意図などより詳しい情報を提供すべきという決定を下していた。

ルーズベルト家は自然史博物館と長年にわたるつながりがあり、同博物館は自然保護活動家としての彼の功績を称えて、館内の展示ホールのひとつにルーズベルトの名前をつけるとしている。

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