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香港中国、全人代で香港国家安全法の制定方針を採択
中国全国人民代表大会(全人代)は、「香港国家安全法」の制定方針を圧倒的賛成多数で採択した。写真は北京で撮影(2020年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
中国全国人民代表大会(全人代)は28日、「香港国家安全法」の制定方針を圧倒的賛成多数で採択した。
香港国家安全法は、香港での分離や政権転覆、テロリズム、外国からの介入を阻止することを目的とする。全人代常務委員会にによる法案策定を賛成2878、反対1、棄権6で採択した。
香港国家安全法の詳細は数週間内に策定され、9月までに成立する見通し。
李克強首相は、国家安全法は香港の長期的安定と繁栄に資すると述べた。
香港特別行政区政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、全人代での採択を歓迎する声明を発表、「国家安全法は、香港市民の権利や自由に影響を及ぼすことはない」と述べ、「法制定作業のできるだけ早い完了」に向け香港政府が中国政府に全面的に協力する方針を示した。
香港では、中国政府による香港統制が強まるとの懸念が高まり、抗議活動が実施されている。中国当局は、香港の自治が脅かされることは全くなく、香港国家安全法の対象は絞られていると説明するが、米欧などは懸念を表明している。
*内容を追加して再送します。
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