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感染症対策新型コロナ感染患者受入可能な病床、5月1日時点で9000人分の余裕=官房長官
菅義偉官房長官(写真)は11日午前の会見で、新型コロナウイルス患者向けの病床が東京都などでは逼迫しているとされている状況について、5月1日時点での受け入れ可能病床はまだ約9000人分確保されており、さらに3万床を確保する見込みだと述べた。昨年9月11日撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
菅義偉官房長官は11日午前の会見で、新型コロナウイルス患者向けの病床が東京都などでは逼迫しているとされている状況について、5月1日時点での受け入れ可能病床はまだ約9000人分確保されており、さらに3万床を確保する見込みだと述べた。これは目標値ではなく実際の空き病床であり、病床確保が少ないとの見方は当たらないと強調した。軽症者や無症状感染者のための宿泊施設も、1万6000床確保しているという。
PCR検査の件数が少ない中で期待されている抗原検査については「今週中にも承認の見込みと聞いている」と述べた。活用方法は検討中で、短時間で結果が出るため、医師が感染を疑い必要と判断した場合に行い、抗原検査で陽性だった場合にPCR検査を実施するといったような方法を挙げた。
また、PCR検査の結果が不正確であるとの批判に対しては、厚生労働省で引き続き検討すると述べた。
国際看護師協会は8日までに、全世界で9万人の医療従事者が新型コロナウイルスに感染したと発表した。菅官房長官によると、日本では医療従事者の集団感染は85件発生している。医療従事者の感染予防については、医療防護具が必須であり、国から直接必要な医療機関に提供していると説明した。
(中川泉 編集:田中志保)
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