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感染症対策米FDA、新型コロナウイルスへマラリア薬の緊急使用許可 需要急増で不足
米食品医薬品局(FDA)は1日、新型コロナウイルスの流行に伴い、マラリア治療薬であるヒドロキシクロロキンとリン酸クロロキンへの需要が高まっており、不足状態にあると明らかにした。メリーランド州シルバースプリングのFDA施設で2009年11月撮影(2019年 ロイター/JASON REED)
米食品医薬品局(FDA)は1日、新型コロナウイルスの流行に伴い、マラリア治療薬であるヒドロキシクロロキンとリン酸クロロキンへの需要が高まっており、不足状態にあると明らかにした。
FDAは先月28日、新型コロナの入院患者などを対象に、製薬企業から無償提供されたヒドロキシクロロキンとリン酸クロロキンについて緊急使用許可(EUA)を発行。現時点で各企業と協力しながらジェネリック(後発)薬の準備を進めているという
報道によると、スイス製薬大手ノバルティスは、ヒドロキシクロロキンが同社薬の中でコロナ治療に最も有望だと指摘。ノバルティスはヒドロキシクロロキン1億3000万錠の無償提供を約束している。
こうした中、欧州医薬品庁(EMA)は、コロナ患者へのマラリア薬使用について、効果が確認されておらず副作用もあることから、治験での使用や緊急使用許可に基づく利用に限るよう呼び掛けた。
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