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感染症対策米CDC「新型コロナウイルス、子どもの感染では20%が入院必要に」
米疾病対策センター(CDC)は、罹患率・致死率に関する週報で、新型コロナウイルスに感染した米国の子どもの最大20%は入院が必要で、特に1歳未満の乳児はこのグループに入る公算が最も大きいとの分析を公表した。写真はニューヨークで6日撮影(2020年 ロイター/EDUARDO MUNOZ)
米疾病対策センター(CDC)は、罹患率・致死率に関する週報で、新型コロナウイルスに感染した米国の子どもの最大20%は入院が必要で、特に1歳未満の乳児はこのグループに入る公算が最も大きいとの分析を公表した。最年少の患者に関する詳細な分析としては、政府から初めて発表されるものとなった。
分析はまた、子どもは成人に比べて症状の出る確率が低く、出てもより軽度となる確率が高いとした。
ウイルスの発祥地である中国でも、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は子どもが感染して大人にうつすケースがあるが、子どもの感染が見逃される可能性があると示唆する複数の研究結果が発表されている。
週報は、18歳未満の子どもが全米の人口に占める割合は22%だが、COVID-19が確認され、かつ年齢が判明している14万9082人に占める割合はわずか1.7%と指摘。感染した子どものうち最大2%が集中治療室(ICU)への搬送を必要としたと報告した。
一方、65歳未満の成人のうち入院が必要だったのは約3分の1、さらに集中治療が必要だったのは4.5%に上ったという。
ただ報告は、大半の症例は症状や深刻度、患者の基礎疾患などに関する情報が欠如しているとして、今回の分析はまだ不完全なデータに基づくものだと強調した。
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