新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)
■英オックスフォード大、新型コロナワクチンの治験開始
英オックスフォード大学の研究チームが23日、新型コロナウイルスのワクチン候補を使った臨床試験を開始した。ワクチンの有効性や副作用の有無を調べる。
■ギャップ、今後1年の事業継続に資金不足の恐れ 新型コロナ影響
米衣料品小売大手ギャップは23日、今後12カ月の事業継続に必要となる十分な資金がない恐れがあると警告し、起債による資金調達に加え、人員削減や設備投資先送りなどが必要になる可能性があるとした。
■英、「数世紀」で最悪の不況危機 都市封鎖打撃=ブリハ中銀委員
イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のブリハ委員は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するために実施されているロックダウン(都市封鎖)が最も悲観的な見方以上に企業に打撃となっているため、英国は過去数世紀で最悪の不況の危機にひんしている可能性があると述べた。
■米中、通商関係の不確実要因を削減すべき=中国商務省
中国の商務省は23日、米中は二国間の通商関係における不確実な要因を削減し、貿易や投資を巡る新たな制限を回避するための機会として、第1段階の通商合意を活用すべきと発表した。
■アングロアメリカン、設備投資を10億ドル削減 四半期生産4%減
資源大手アングロ・アメリカンは23日、年間の設備投資計画を約10億ドル縮小し、40─45億ドルにすると発表した。また、これが先行きの設備投資計画に影響する可能性もあるとしている。
■WHO加盟国、新型コロナに関する国際調査に協力すべき=豪首相
オーストラリアのモリソン首相は23日、同国が呼び掛けている新型コロナウイルス感染拡大に関する国際的な調査に世界保健機関(WHO)の全加盟国が協力すべきとの考えを示した。
■ルノー、数十億ユーロの政府保証融資で仏政府と交渉 新型コロナ対策
フランスの自動車大手ルノーは23日、新型コロナの影響を乗り切るための流動性対策として、数十億ユーロの政府保証融資の確保に向けてフランス政府と交渉していることを明らかにした。
■中国、WHOに追加で3000万ドル寄付へ 新型コロナ対策
中国政府は23日、世界保健機関(WHO)に追加で3000万ドルを寄付すると表明した。
■英総合PMI速報値、4月は過去最低更新 新型コロナの打撃一段と
英国の4月の景況感は、新型コロナウイルスの経済への影響が、感染防止のための封鎖措置によって一段と強まり、最も悲観的な予想を超えて悪化した。
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