最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(22日現在)

2020年4月22日(水)12時11分

■仏、新型コロナ死者2.1万人に迫る 感染者11.7万人

フランスの新型コロナウイルス感染症による死者は21日に531人(2.6%)増加し、2万0796人となった。前日の増加率は2.8%だった。フランスの死者数は米国、イタリア、スペインに続き世界で4番目に多い。

■米、移民入国停止方針を具体化 コロナ対応人材は例外=政府高官

トランプ米大統領が移民の入国を一時停止する大統領令に署名する方針を示したことについて、政権内で停止時期など詳細を詰めていることが21日、政府高官の話で分かった。

■イタリア債務、今年はGDP比155─159%に急増の公算=関係筋

イタリア政府は、政府債務の対国内総生産(GDP)比が今年155─159%に急上昇すると見込んでいると、匿名の関係者が明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)の影響を緩和するため、借り入れが増加するという。

■スウェーデン、首都の感染拡大ピーク過ぎる 抑制策緩和は尚早

スウェーデン保健当局は21日、首都ストックホルムで新型コロナウイルスの感染拡大はピークを過ぎたとの見方を示した。ただ感染拡大抑制策の緩和は時期尚早とした。

■米民主副大統領候補巡り、バイデン氏と対話せず=ミシガン州知事

米ミシガン州のウィットマー知事は21日、民主党の大統領候補指名獲得がほぼ確実となっているジョー・バイデン氏と、副大統領候補への起用を巡り対話していないと語った。

■スペイン、コロナ感染安定化の兆候 労働者・企業支援策を承認

スペイン内閣は21日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた一連の措置によって影響を受けている労働者やビジネス向けの支援策を承認した。

■イタリア、新型コロナで最低500億ユーロの追加経済対策を策定中

イタリアのコンテ首相は21日、新型コロナウイルスの経済的影響を緩和するため、政府として最低500億ユーロ(542億ドル)規模の追加経済対策を策定しており、月内に発表する意向を表明した。

■米英、新型コロナ巡る国際対応の必要性で合意 両首脳が電話会談

トランプ米大統領とジョンソン英首相が電話会談し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に対する国際的な協調対応の必要性で合意した。ホワイトハウスと英首相官邸が21日、個別に声明を発表した。

■ユーロ分断の恐れ、コロナ問題放置なら=ユーログループ議長

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のセンテノ議長(ポルトガル財務相)は21日、新型コロナウイルスへの対応が適切でない場合、欧州連合(EU)経済やユーロおよび単一市場は分断される恐れがあるとして警戒感を示した。

■シンガポール、ロックダウン6月1日まで延長 感染急増続く

シンガポールのリー・シェンロン首相は21日、 新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることから、感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)措置を6月1日まで延長すると発表した。

■米FDAがラブコープの検査キット承認、自宅で新型コロナ診断

米食品医薬品局(FDA)は21日、臨床検査会社ラブコープが開発した自宅で行える新型コロナウイルスの検査キットを承認した。

■世界の旅客便利用、移動制限解除後も回復鈍い見通し=IATA

国際航空運送協会(IATA)は21日、新型コロナウイルス流行を受けた移動制限が解除された後も、消費者心理の後退で飛行機利用の回復が遅れるという調査結果を公表した。


【関連記事】
・「ストックホルムは5月には集団免疫を獲得できる」スウェーデンの専門家の見解
・日本がコロナ死亡者を過小申告している可能性はあるのか?
・アメリカの無関心が招いた中国のWHO支配
・シンガポール、新型コロナ感染1日で1426人と急増 寮住まいの外国人労働者間で拡大

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米バークシャー、24年は3年連続最高益 日本の商社

ワールド

トランプ氏、中国による戦略分野への投資を制限 CF

ワールド

ウクライナ資源譲渡、合意近い 援助分回収する=トラ

ビジネス

ECB預金金利、夏までに2%へ引き下げも=仏中銀総
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 5
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 8
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中