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新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(16日現在)

2020年4月16日(木)18時21分

■イタリア、新規感染者数の鈍化続く 死者なお高水準

イタリアの保健当局は15日、新型コロナウイルス感染症による死者が578人増加したと発表した。前日の602人から減少したが、引き続き高水準が続いている。

■米、新型コロナの影響少ない約20州で経済活動再開可能=CDC

米疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド局長は15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響が限定されている約20州で、トランプ大統領が示したように5月1日に経済活動を再開できる可能性があると述べた。

■G20財務相・中銀総裁、最貧国の債務返済停止で合意 年末まで

20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁は15日、テレビ会議を開催し、最貧国の債務返済を一時的に停止することで合意した。5月1日から年末まで停止する。

■新型コロナ封じ込めに注力、批判は後で=WHO特別代表

世界保健機関(WHO)のデビッド・ナバロ特別代表は15日、WHOを批判する前に、世界中に感染が拡大している新型コロナウイルスの封じ込めに注力するよう呼び掛けた。

■英、新型コロナ死者約1.3万人 1日の死者数は減少傾向

英保健当局は15日、新型コロナウイルス感染症による死者が14日夕時点で1万2868人と、前日から761人増加したと発表した。1日の死者数としては前日の778人、10日に記録した980人から減少している。

■米ベスト・バイ、国内店舗の時間給従業員5.1万人を一時解雇

米家電量販大手ベスト・バイは15日、米国内店舗の時間給従業員約5万1000人を一時解雇すると発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により引き続き店舗を閉鎖しているため、第1・四半期の最初の2カ月間の売上高が約5%減少したという。

■米アボット、新型コロナの抗体検査 6月までに月2000万個生産へ

米医薬品アボット・ラボラトリーズは15日、新型コロナウイルス感染の抗体を調べる血液検査を投入し、検査キットの生産を6月までに月間2000万個に拡大する計画を発表した。

■スペイン、新型コロナ死者の減少傾向継続 検査拡充と首相表明

スペインのサンチェス首相は15日、新型コロナウイルス感染症による死者数の減少が続き、感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置の緩和を進める中、検査を拡充していくと表明した。

■石油需要は大幅減少へ、協調減産でも相殺できず=IEA月報

国際エネルギー機関(IEA)は15日公表した月例報告で、4月の石油需要が日量2900万バレル減少し、25年ぶりの低水準に落ち込むとの見通しを示し、どんな減産をしても市場が直面している短期的な価格下落を完全に相殺することはできないと警告した。

■都市封鎖の解除、段階的に進める必要=WHO

世界保健機関(WHO)は15日、新型コロナウイルス対策として導入した都市封鎖(ロックダウン)などの規制を緩和する際には、少なくとも2週間の期間を置いた上で、次の緩和措置に踏み切るべきだとの見解を示した。

■SF地区連銀総裁、急激なV字型回復を予想せず=WSJ

米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、急激なV字型の景気回復は予想しておらず、今年いっぱい四半期ベースでマイナス成長が続く可能性のほうが高いとの見方を示した。

■ドイツが商店への規制緩和を検討へ=関係筋

ドイツ政府は、新型コロナウイルス対策の一環として先月導入した商店に対する規制を4月20日から緩和することを検討する方針。ただ移動制限については5月3日まで延長するとみられる。

■中国武漢市、月末までに鉄道や航空機の全面再開目指す=副市長

新型コロナウイルスの発生地とされる中国湖北省武漢市の副市長は15日の記者会見で、4月末までに鉄道や航空機の運航、貨物輸送の全面再開を目指すと表明した。

■中国本土の新型コロナ新規感染者は46人に減少、36人が渡航者

中国国家衛生健康委員会は15日、中国本土で14日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は46人で、前日の89人から減少したと発表した。このうち36人が海外からの渡航者で、こちらも前日の86人から減少した。

■フィンランド、首都ヘルシンキ周辺の封鎖を解除へ

フィンランドのマリーン首相は、首都ヘルシンキ周辺地域の道路封鎖を15日に解除すると表明した。新型コロナウイルス関連規制の緩和に向けた最初のステップとなる。

[ロイター]


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