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感染症対策1月から中国をサイバー攻撃し、コロナの情報収集をしていた国
コロナ対策が順調なのは諜報活動のおかげ? NGUYEN HUY KHAM-REUTERS
<新型コロナウイルスへの対処法には各国のお国柄が表れる。中国への不信感から、独自の諜報活動でいち早くウイルスについての情報収集に努めていたのは...>
民主的なアプローチから独裁的な手法まで、新型コロナウイルスへの対処法には各国のお国柄が表れるもの。米サイバーセキュリティー企業のファイア・アイによれば、ベトナムは独自の諜報活動を通じてウイルスの猛威に立ち向かおうとしている。
同社が4月22日に発表した報告書によると、ベトナム政府はハッカー集団を使って、コロナ危機に関する情報収集を目的に中国政府や武漢市当局を攻撃。最初の攻撃は1月6日とみられ、まだ危機感の薄い時期から手を打っていたことが分かる。
背景には中国への不信感がある。ベトナムと中国は近年、南シナ海の領有権をめぐって対立している。2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)危機の際に、中国の隠蔽体質について教訓を得た影響もあるかもしれない。
ハッキングの成果か否かは不明だが、ベトナムは大規模な検査や外出禁止などの防疫対策により、感染の拡大をほぼ封じ込めている。
From thediplomat.com
<2020年5月5日/12日号掲載>
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