ブラジル大統領ロックダウンを拒否「どうせ誰もがいつかは死ぬ」
Brazil President Bolsonaro Rejects Virus Lockdown: 'We'll All Die One Day'
ブラジルの保健大臣は3月21日、国内の医療システムは4月末までに崩壊し、数百万人にも上る貧困層が助けと食料を必要とするだろうと警告した。感染拡大を受けて、州知事や市長らは「社会的な距離」政策を採用、人が集まる教会やショッピングモールを閉鎖している。新型コロナウイルスはすでに、リオデジャネイロにあるファベーラ(スラム街)にも感染を広げている、という報道もある。
ところがワシントン・ポストによると、ボルソナロは先日のテレビ演説で、「新型コロナウイルスはまもなく終息する」と断言。それと同時に、小規模事業者は営業を再開し、貧困層が仕事に戻れるようにしてほしいと呼びかけた。「私たちは生活を続けていかなくてはならない。雇用を維持すべきだ」
他にも「60%から70%の国民が感染することでブラジルに免疫がつく」「特効薬ができるのももうすぐだ」などの虚言を言いふらし、自治体が住民に自主隔離を呼び掛ける中で自ら群衆の中に入っていく動画を投稿。外出を奨励し、公衆衛生に反する内容だとしてツイッター社に削除されたりしている。
(翻訳:ガリレオ)
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