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感染症NY州、新型コロナウイルス感染3万人超に増加 入院率は低下の兆候
米国で新型コロナウイルスの感染状況が最も深刻なニューヨーク州で感染拡大ペースが鈍化しつつある兆しが出てきた。一方、ルイジアナ州ニューオーリンズなど他の地域では事態の深刻さが増している。ニューヨークのマンハッタンで撮影(2020年 ロイター/Carlo Allegri)
米国で新型コロナウイルスの感染状況が最も深刻なニューヨーク州で感染拡大ペースが鈍化しつつある兆しが出てきた。一方、ルイジアナ州ニューオーリンズなど他の地域では事態の深刻さが増している。
ニューヨーク州のクオモ知事は25日、同州で導入した新型コロナウイルス感染防止に向けた措置が奏功しているもようで、過去数日に入院率の低下が確認されたと述べた。ただその上で、まだやるべきことが多くあると気を引き締めた。
さらに、ニューヨーク市当局と合意した追加措置の導入も発表。車両通行止めを試験的に実施し、「社会的距離」を確保できるよう歩行者に公道を開放する。また、公園でのバスケットボールなどのコンタクトスポーツを制限する。当面は自粛を求めるが、違反者が続けば禁止措置を取るという。
クオモ知事によると、ニューヨーク州の感染者数は過去24時間で5000人超増え、累計で3万人を突破。ニューヨーク市だけで1万7800人を超えている。同州での新型コロナ感染症による死者は計285人。
ただ、入院率が倍になるペースは22日時点の2日おきから23日時点で3.4日おき、24日時点では4.7日おきと減速し、事業の閉鎖や集会制限などの措置が奏功していることを示しているという。
知事は「これは非常に良い兆候だ。100%正確かは分からないがグラフの曲線は正しい方向に向かっている」と述べた。
一方、ルイジアナ州最大の都市ニューオーリンズでは25日正午までの24時間に新たな感染者が30%急増。米国内の新たな震源地になりつつある。
米国全体では約6万人が感染、死者は少なくとも812人に上っている。
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