最新記事
感染爆発スペイン、新型コロナウイルス感染数で中国上回る 8.5万人超
スペインで30日、新型コロナウイルス感染者数が累計8万5195人に達し、ウイルス発生源とされる中国本土を超えた。マドリードで撮影(2020年 ロイター/JUAN MEDINA)
スペインで30日、新型コロナウイルス感染者数が累計8万5195人に達し、ウイルス発生源とされる中国本土(8万1470人)を超えた。感染者数としては米国、イタリアに次ぎ、世界で3番目に高い水準となる。
死者数も812人増え、7340人となった。
しかし保険当局によると、過去5日間の感染者増加ペースは平均12%と、それ以前の10日間の約20%から鈍化し、外出制限措置などが奏功している可能性を示唆した。
スペイン政府は先週、感染拡大防止に向け、全土実施している外出制限の強化を発表。必要不可欠な業種を除き、4月9日まで出勤を控えるよう国民に指示した。
また、葬儀業者が需要の高まりを利用しているとの報道を受け、葬儀価格に上限を設ける措置を講じた。
【関連記事】
・「コロナ失業」のリスクが最も高い業種は?
・「アメリカの新型コロナウイルス死者、20万人に上る可能性も」国立感染症研究所所長
・中国、感染しても無症状者は統計に反映せず 新型コロナウイルス感染爆発「第2波」の懸念
2020年4月7日号(3月31日発売)は「コロナ危機後の世界経済」特集。パンデミックで激変する世界経済/識者7人が予想するパンデミック後の世界/「医療崩壊」欧州の教訓など。新型コロナウイルス関連記事を多数掲載。