3Dプリンターとシュノーケリングマスクで人工呼吸器の試作に成功、伊ベンチャー
3D-Printed Valve Turns Snorkeling Mask Into Working Hospital Ventilator
ラ・スタンパ紙によれば、同社はシャーロット・バルブの前にも3Dプリンターでバルブを製造したが、これは既存のバルブの設計を基にしたもので、特許侵害で訴えられそうになった。
そのためシャーロット・バルブについては「すぐに特許を取得することを決めた」という。「ただし、特許使用料は取らない。当社の技術を必要とする全ての病院が、それを使えるようにすることが願いだから」
同社のウェブサイトには、バルブの手書きの設計図と3Dプリントの手引きが掲載されている。デカトロンが仏地方紙La Voix du Nord(北の声)に対して語ったところによれば、パリにある病院もイージーブレスのマスクを使った人工呼吸器の試験導入を行っている。
フラカッシは、ソーシャルメディアにこう書いている。「このバルブを作ってみて、人々には助けが必要だということ、私たちが作業を止める訳にはいかないことに気づいた」
また「全てのテストの結果を待ちたいが、時間は限られている」と書いた上で、こう訴えている。「医師や看護師、病院の皆さん、この呼吸器用マスクを広めて、調べて、改善に協力してください」