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ロシアロシア大統領は2036年までプーチン? 憲法改正で「終身大統領」に現実味
スターリンの指導者在任期間約30年を追い越すか EVGENIA NOVOZHENINA-REUTERS
<ロシアの大統領任期は連続2期までだが、上下両院が可決した憲法改正案によって2036年までプーチン大統領の続投が可能になる?>
ロシアのプーチン大統領が「終身大統領」になる可能性が高まった。
ロシア上下両院は3月11日、プーチンの2024年の大統領選出馬を可能にする憲法改正案を可決。大統領の任期は連続2期までだが、現職には適用されないとするこの改正によって、プーチンのこれまでの任期は事実上ゼロに「リセット」される。6年の任期をさらに2期務めれば、2036年まで大統領を続けられる。
1月にはプーチンがメドべージェフ首相を事実上解任した上、広範な憲法改正を提案したことで、さまざまな臆測が飛び交っていた。3月10日、政権与党・統一ロシア党の議員で元宇宙飛行士のワレンチナ・テレシコワが、下院に憲法改正案を提出。国営タス通信によると「彼の問題ではなく、ロシア人の問題、私たちの未来の問題だ」と述べた。
憲法改正の是非は、4月22日の国民投票で問われる。改正されれば、今67歳のプーチンは83歳まで大統領を務める可能性が出てくる。
<本誌2020年3月24日号掲載>
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