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米国務省、ウイルス感染広がる日本・韓国を渡航警戒レベルを引き上げ 「継続的な市中感染が報告されている」

2020年2月23日(日)12時45分

米国務省は22日、日本について「継続的な市中感染が報告されている」として渡航警戒レベルを1段階引き上げ、 4段階で下から2番目の「さらなる注意」とした。 感染者が急増する韓国も同じレベルに引き上げた。

米国務省は22日、新型コロナウイルスの感染が広がる日本について、 「継続的な市中感染が報告されている」として渡航警戒レベルを1段階引き上げ、 4段階で下から2番目の「さらなる注意」とした。 感染者が急増する韓国も同じレベルに引き上げた。

国務省は日本の状況について、感染者の多くは中国本土への渡航者またはその濃厚接触者とする一方、感染経路が不明なケースも継続して確認されているとした。

その上で、日本への渡航前に医師に相談すること、日本では体調の悪い人との接触を避けることなどの注意を促した。

日本では22日、横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した乗客の感染が確認された。国内メディアによると、栃木県在住の60代の女性で、検査で陰性と判断された後に下船していた。

新型コロナウイルスの感染者は韓国でも急増。韓国政府は22日、国内で新たに142人の陽性が確認され、感染者は累計346人になったと発表した。

国務省は、韓国についても「継続的な市中感染が報告されている」とした。

[東京 23日 ロイター]


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