右傾化するポーランド、LGBT差別政策導入で問題に
2020年2月18日(火)17時15分
移民に代わってLGBTがスケープゴートに
ポーランドはブルガリア、ラトヴィア、リトアニア、ルーマニア、スロヴァキアと並んで、同性のシビル・パートナーシップを認めないヨーロッパの6つの国の1つだ。LGBTに対するヘイトスピーチを罰する法も整備されていない。
2015年は、大量の移民がヨーロッパで論争を巻き起こしたが、与党「法と正義(PiS)」党首カチンスキはこれら移民をクリスチャン国家ポーランドの敵とし「寄生虫や原生動物」と呼んだことで激しく非難された。ポーランドでは昨年10月に総選挙が行われたために、保守層の支持を得るためにLGBTは移民に代わる新たな標的とされたと見る向きもある。与党「法と正義(PiS)」は、愛国心を鼓舞することで支持を集め、安定多数を獲得している。
In Poland, simmering anti-LGBTQ sentiment boils over into violence
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